2026.08.12 COLUMN
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停電はなぜ起こる?親子で学ぶ原因と電気の仕組み【クイズ付き】

停電した暗い室内を懐中電灯で照らす様子

「どうして停電しているの?」「いつになったら電気がつくの?」
停電が起きると、子どもからこんな疑問が出てくることがあります。照明だけでなく、テレビやゲーム、家庭のWi-Fiまで使えなくなると、いつも使っている電気についてあらためて考えるきっかけにもなります。

停電は、発電所だけでなく、電気が家庭へ届くまでの途中でトラブルが起きたときにも発生します。

この記事では、停電がなぜ起こるのか、電気はどのように家まで届くのか、停電すると暮らしがどう変わるのかを順に見ていきます。
途中には親子で挑戦できるクイズも用意していますので、身近な電気について一緒に話すきっかけにしてみてください。

停電はなぜ起こる?

疑問を持つ女の子

地域で起こる停電は、電気を作る場所から家庭までのどこかで、電気を送れなくなったときに起こります。

電気は、発電所から家へ直接届くわけではありません。送電線、変電所、配電線など、いくつもの設備を通って運ばれます。

そのため、発電所が動いていても、電気を運ぶ途中の設備が壊れたり、安全のために送電を止めたりすると、家庭で電気が使えなくなる場合があります。

電気は発電所からどうやって家まで届く?

家庭で使う電気は、発電所で作られたあと、発電所から家へ直接届くのではなく、いくつもの設備を経由して運ばれています。

・発電所:電気を作る
・送電線:遠くまで運ぶ
・変電所:家庭向けに調整する
・配電線:家の近くまで届ける
・家庭:照明や家電に使う

電気を遠くまで効率よく運ぶため、送電線では高い電圧が使われます。
電圧とは、電気を押し出す力のようなものです。電気は変電所などで電圧を調整しながら、配電線を通って家庭の近くまで届けられ、照明や家電などに使われます。

このように、電気が家に届くまでには長い経路があります。その途中のどこかで設備が壊れたり、電気を送れなくなったりすると、影響を受ける地域で停電が起こる場合があります。
※参考:東京電力パワーグリッド「電気の流れ」

停電が起こる主な原因

稲妻が落ちる街並み

停電の原因は一つではありません。台風や雷などの自然災害だけでなく、交通事故、工事、鳥の巣などが原因になることもあります。

台風・雷・地震・大雪などの自然災害

台風による強風で物が飛ばされて電線にぶつかったり、大雨による土砂崩れで電柱が倒れたりすると、電気を送る設備が損傷することがあります。

雷が電線や変圧器などに落ち、電気を送る設備が損傷した場合も停電の原因になります。ただし、近くで雷が鳴ったり落ちたりしたからといって、必ず停電するわけではありません。

地震では、電柱や電線、地中に埋められたケーブルが損傷することがあります。
大雪の地域では、電線に付いた雪や、雪の重みで折れた木の枝が停電につながる場合もあります。東京電力は、雷、大雪、風雨・台風、地震などを停電理由の例として紹介しています。

車の衝突・工事・鳥の巣などによる設備トラブル

停電は、日常生活の中で起きた事故によっても発生します。

たとえば、車が電柱や路上の電気設備に衝突すると、設備が壊れて停電する場合があります。道路工事などで地中のケーブルが傷ついたり、クレーンが送電線に接触したりすることも原因になります。

カラスなどが電柱に巣を作り、巣の材料に使われた針金が電気設備に触れる場合もあります。他にも車両衝突、重機による設備損傷などが理由の停電もあります。

安全確保のために、意図的に送電を止めることもある

事故や火災が起きたときは、周囲の安全を確保するため、一時的に電気を止める場合があります。

たとえば、車が電柱へ衝突したとき、事故の直後には停電していなくても、安全な修理のために送電を止めることがあります。電気設備の近くで火災が発生した場合も、安全に消火活動を行うため停電させることがあります。
※参考:東京電力パワーグリッド「停電復旧のしくみと停電理由」

家の電気が消えたら、どこまで停電している?

家の電気が消えても、必ず近所や地域全体が停電しているとは限りません。

見える状態考えられること
近所の建物や街灯も消えている地域で停電している可能性がある
自宅全体だけ電気が消えている自宅のブレーカーや屋内設備に原因がある可能性もある
一部の部屋だけ電気が消えているその部屋につながる回路で安全装置が作動している可能性がある
一つの家電だけ動かない家電本体、コンセント、スイッチなどに原因がある可能性がある

家の電気が消えたときは、どの範囲で電気が使えなくなっているかを見ると、原因を考える手がかりになります。

近所の建物や街灯も消えていれば、地域へ電気を届ける途中でトラブルが起きている可能性があります。
一方、自宅全体だけが消えている場合は、分電盤や家の中の電気設備が関係していることもあります。
一部の部屋や一つの家電だけが使えない場合は、その回路や機器側に原因があるかもしれません。

このように、「どこまで電気が消えているか」を比べることで、地域の停電なのか、家庭内の電気設備によるものなのかを考えられます。
※参考:東京電力パワーグリッド「急に電気が消えたとき」

親子で挑戦!停電の「なぜ?」クイズ

マルバツイメージ

ここまでの内容を思い出しながら、親子で答えを考えてみましょう。
答えをすぐに見るのではなく、「なぜそう思ったのか」も話してみてください。

各問題の「▶ 答えを見る」をタップすると、答えとポイントが表示されます。

第1問 停電は、発電所のトラブルだけで起こる?

答えを見る

答え:×

停電は、発電所だけが原因で起こるわけではありません。電気は、発電所から送電線、変電所、配電線など、いくつもの設備を通って家まで届きます。その途中のどこかで電気を送れなくなっても、停電が起こることがあります。

ポイント

「停電=発電所が止まった」と考えがちですが、電気が家まで届く途中にも多くの設備があります。

第2問 家の電気が消えたら、近所も必ず停電している?

答えを見る

答え:×

家の電気が消えても、近所まで停電しているとは限りません。地域全体で電気が止まっている場合もあれば、自宅のブレーカーや屋内の電気設備などが原因で、その家だけ電気が使えなくなる場合もあります。

ポイント

「どこまで電気が消えているか」が、原因を考える手がかりになります。近所や街灯も消えているのか、自宅だけなのか、一部の部屋だけなのかを比べると違いが見えてきます。

第3問 雷が近所に落ちると、必ず停電する?

答えを見る

答え:×

雷が近くに落ちても、必ず停電するわけではありません。雷によって電線や変圧器など、電気を送る設備が影響を受けた場合に、停電が起こることがあります。

ポイント

「雷が落ちたから停電する」と単純に決まるわけではありません。雷が電気を送る設備にどのような影響を与えたかによって、停電するかどうかが変わります。

第4問 地域に電気が届いていても、自宅だけ停電することはある?

答えを見る

答え:○

あります。地域には電気が届いていても、自宅のブレーカーや屋内の電気設備などが原因で、その家だけ電気が使えなくなることがあります。

ポイント

地域の停電と、自宅だけで電気が止まる状態は同じではありません。家全体、一部の部屋、一つの家電など、電気が使えない範囲を見ることが、原因を考えるヒントになります。

停電の「なぜ?」が分かったら、次は電気そのものの仕組みにも挑戦してみましょう。
親子で挑戦!電気の通り道・電池のしくみをクイズで学ぶ


停電すると暮らしはどう変わる?家族で考えてみよう

停電すると、照明だけでなく、普段何気なく使っているさまざまなものが使えなくなります。
停電をきっかけに、「家の中では、どんなところで電気を使っているのだろう?」と親子で考えてみましょう。

たとえば、テレビや家庭のWi-Fi、冷蔵庫、エアコンなど、コンセントから電気を使って動く機器は、停電すると使えなくなります。スマートフォンは充電が残っていれば使えますが、家庭のコンセントからは充電できません。

部屋を見渡しながら、

・電気が消えたら、まず困りそうなものは何だろう?
・夜だったら、家の中はどう変わるだろう?
・電気を使わなくても動くものには、何があるだろう?

と話してみると、普段の暮らしが多くの電気に支えられていることに気づくきっかけになります。

あわせて、懐中電灯や電池式ランタンをどこに置いているか、停電が起きたときに地域の情報をどのように確認するかなど、家庭で必要なことを話しておくとよいでしょう。

なお、停電がいつ復旧するかは、原因や設備の被害状況によって異なります。復旧の見込みは、地域を担当する一般送配電事業者の公式情報で確認できます。

身近な家電から、家の電気の仕組みに興味を広げてみよう

停電について知ると、普段は意識しない「家の中の電気」に目が向きます。

照明やテレビ、冷蔵庫、扇風機など、家の中には電気で動くものがたくさんあります。「どうして光るの?」「どうして回るの?」といった身近な疑問から、電気の仕組みに興味を広げてみるのもよいでしょう。

家の中の電気を回路で確かめてみよう

「電脳サーキット® マイホーム」は、家の形を立体的に組みながら、照明、ファン、インターフォン、ホームセキュリティなどを題材にした電子回路を作れる玩具です。34通りの実験に挑戦しながら、家の中で使われる電気の仕組みに触れられます。(対象年齢8歳以上)

電脳サーキット® マイホームを組み立てるとこんな感じ!

筆者も実際に「電脳サーキット® マイホーム」を組み立ててみました。まず印象に残ったのは、天井のファンやインターホンなど、家の中で見かけるものがコンパクトに再現されていることです。普段は何気なく使っていますが、あらためて見てみると、家の中には電気で動いているものがたくさんあります。「暮らしはこんなにも電気に支えられているんだ」と気づくきっかけにもなりました。

立体的な構造なので、最初からすべてのパーツを固定するより、側面や天井のパーツをいったん仮置きし、完成形をイメージしてから進めると組み立てやすく感じました。

立体的で作り応えのあるプロジェクトなので、一人で完成を目指すだけでなく、親子や兄弟、お友だちと協力して組み立てても楽しめそうです。

また、イラスト入りの実験ガイドには、回路の組み立て方だけでなく、電気の仕組みをわかりやすく紹介する解説もあります。回路づくりとあわせて読んでみてください。

電脳サーキット® マイホームの商品内容を確認する

電脳サーキット®シリーズの違いを比較する

まとめ|停電の理由を知って、身近な電気に目を向けてみよう

まとめイメージ

停電は、発電所だけのトラブルで起こるわけではありません。送電線や変電所、配電線など、電気が家庭へ届く途中で問題が起きた場合にも発生します。

また、家の電気が消えても、必ずしも地域全体が停電しているとは限りません。自宅だけ、あるいは一部の部屋や家電だけ電気が使えなくなる場合もあります。

停電の「なぜ?」を知ることは、普段は意識することの少ない電気の流れや、家の中で電気がどのように使われているのかに目を向けるきっかけになります。

「この照明はどうして光るんだろう?」「この家電は電気をどう使って動いているんだろう?」と、身の回りを親子で見渡してみると、新しい疑問が見つかるかもしれません。停電について知ったことを入り口に、身近な電気の仕組みへ興味を広げてみてください。

※本記事で紹介している「電脳サーキット® マイホーム」は、当サイトを運営する有限会社ドリームチームが、日本国内の輸入代理店として輸入・販売しています。
また、日本の子どもたちが分かりやすく学びながら楽しめるよう、独自に制作した日本語のオリジナルガイドブックを商品に同梱しています。

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