世界のクリスマスには面白い習慣がいっぱい!サンタが13人?プレゼントは1月6日?
クリスマスといえば、12月25日の朝にサンタクロースからプレゼントが届くイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
ところが、世界には驚くようなクリスマスの習慣があります。
サンタのような存在が13人いたり、プレゼントを受け取る日が1月6日だったり。日本とはずいぶん違うのです。
ほかにも、本を贈り合う国や、デザートの中に隠れたアーモンドでプレゼントが決まる国もあります。
今回は、世界のクリスマスにまつわる面白い習慣を5つ紹介します。
「そんなクリスマスがあるんだ!」と楽しみながら、親子で世界の文化の違いに触れてみてください。
世界のクリスマスはこんなに違う!面白い習慣5選
アイスランド|サンタが13人?窓辺の靴にプレゼントが届く
「サンタクロースは1人」というイメージが強い日本から見ると、アイスランドのクリスマスはかなり意外です。

アイスランドには、13人の「ユールラッズ(Yule Lads)」が登場する伝承があります。
12月12日から24日まで、13日間にわたって1人ずつやって来るといわれ、子どもたちは窓辺に靴を置いて、小さな贈り物を楽しみに待ちます。
ユールラッズは、いわゆる“普通のサンタクロース”とは少し違います。
もともとはアイスランドの民間伝承に登場する、いたずら好きな山の住人。昔は子どもを怖がらせる存在としても語られていましたが、現在ではプレゼントを届ける親しみやすいキャラクターとしても知られています。
名前にも特徴があり、たとえば「スプーンをなめる者」「ドアを乱暴に閉める者」など、思わずくすっとしてしまうような呼び名が付いています。
いたずらをした子の靴には、プレゼントではなくジャガイモが入っているという言い伝えもあるそうです。
日本では、クリスマス当日を待つ楽しみが中心になりがちですが、アイスランドではクリスマスまでの毎日を少しずつ楽しみに過ごす雰囲気が感じられます。
参考:アイスランド観光局「Meet the Icelandic Yule Troll Family」
スペイン|プレゼントが届くのは12月25日ではなく1月6日?
「クリスマスプレゼントは12月24日か25日にもらうもの」と思っていると、スペインの習慣には驚くかもしれません。

スペインには、1月6日の「三賢王の日」にプレゼントを受け取る伝統があります。
贈り物を届けるのはサンタクロースではなく、「東方三賢王」と呼ばれる3人の王です。
三賢王がプレゼントを届ける習慣は、イエス・キリストの誕生を祝うために、東方から賢者たちが贈り物を持って訪れたという聖書の物語に由来します。
子どもたちは三賢王に向けて手紙を書き、欲しいプレゼントを伝えます。
そして1月5日の夕方には、街を練り歩く華やかなパレード「カバルガータ」が開催されます。
きらびやかな山車が街を進み、沿道の子どもたちにお菓子が配られることも。翌朝のプレゼントを楽しみに待つ、特別な夜です。
日本ではお正月が落ち着くころですが、スペインではそこまでクリスマスの楽しみが続くのですね。
※現在のスペインでは、サンタクロースからプレゼントを受け取る家庭もあります。ここでは伝統的な習慣を紹介しています。
参考:スペイン政府観光局「Christmas in Spain: the traditions」
チェコ|サンタではなく「赤ちゃんのイエス」がプレゼントを届ける
チェコでは、クリスマスプレゼントを届ける存在として「イェジーシェク(Ježíšek)」が親しまれています。

イェジーシェクは、赤ちゃんのイエス・キリストを意味する言葉です。
ただし、サンタクロースのように姿がはっきり決まっているわけではなく、目には見えない神秘的な贈り物の届け手として語られることが多いようです。
チェコでは、クリスマスイブの12月24日に家族で夕食を囲んだあと、プレゼントの時間を迎えます。
そして、チリンと鈴の音が聞こえたら、「イェジーシェクが来た」という合図。子どもたちはツリーの下に置かれたプレゼントを見に行きます。
「姿は見えないけれど、鈴の音で届いたことが分かる」という演出は、物語のようで印象的です。
日本ではトナカイとそりに乗ったサンタクロースのイメージが一般的ですが、チェコにはまた違った、静かで不思議なクリスマスの雰囲気があります。
参考:チェコ政府観光局「How to Celebrate Christmas like a Czech」
デンマーク|デザートのアーモンドを見つけたらプレゼント!
デンマークのクリスマスには、食卓でもプレゼントの楽しみがあります。

代表的なのが、「リサラマンデ(Risalamande)」というライスプディングのデザートです。
このデザートには、丸ごとのアーモンドを1粒だけ隠しておきます。家族それぞれの器に取り分け、アーモンドが当たった人は景品や小さなプレゼントをもらえるのです。
「誰の器に入っているかな?」と、家族みんなでわくわくしながら食べる時間。それ自体が楽しいイベントになっています。
ちなみに、アーモンドが入っていることに気づいても、すぐに明かさず、ほかの人をドキドキさせるという遊び方もあるそうです。
箱に入った贈り物だけでなく、家族で囲む食卓にもプレゼントの楽しみがあるのですね。
※小さなお子さまは、丸ごとのナッツを喉に詰まらせるおそれがあるため、食べる際には注意が必要です。
参考:デンマーク政府観光局「7 delightful things to know about Christmas in Denmark」
参考:Museum of Danish America『America Letter』2016年冬号・38ページ
アイスランド|クリスマスには本を贈り合う「本の洪水」
アイスランドには、もう一つ有名なクリスマス文化があります。
それが「ヨーラボーカフロージ(Jólabókaflóð)」、日本語で「クリスマスの本の洪水」とも紹介される習慣です。

これは、クリスマス前にたくさんの本が出版され、人々が本を贈り物として選ぶ文化のことです。
毎年、新刊を紹介するカタログが各家庭に届き、家族や友人に贈る本を探すのがこの時期の楽しみになっています。
そしてクリスマスイブには、本を贈り合い、受け取った本をそのまま読んで過ごす習慣が親しまれています。
プレゼントというと、おもちゃやお菓子のように「開けた瞬間のうれしさ」に目が向きがちです。
一方でこの習慣には、もらった後の時間まで含めて贈り物を楽しむ考え方が感じられます。
背景には、第二次世界大戦中、ほかの物資に比べて紙が手に入りやすく、本が贈り物として広まりやすかった歴史があるとされています。
「何を贈るか」だけでなく、「贈ったあとにどんな時間を過ごすか」まで大切にしているのが印象的です。
参考:アイスランド観光局「The Christmas Book Flood」
世界の習慣を知ったら、今年のクリスマスも少し違って見えるかも
世界のクリスマスを見てみると、プレゼントを届ける人も、受け取る日も、楽しみ方もさまざまです。
特に面白いのは、プレゼントをもらう瞬間だけでなく、楽しみに待つ時間や、家族で過ごす時間にも、それぞれの国ならではの習慣があることです。
今年のクリスマスは、こんな楽しみ方を取り入れてみてもよさそうです。
・「この国のクリスマス、面白いね」と家族で話してみる
・世界地図を見ながら、その国がどこにあるか調べてみる
・プレゼントにひと言メッセージを添えてみる
・もらった本やおもちゃを、一緒に楽しむ時間をつくってみる
「どうしてこの国ではそうするの?」
そんな小さな疑問から、知らなかった文化に興味が広がることもあります。
世界の習慣を知ると、日本のクリスマスも少し違って見えてくるかもしれませんね。
今年のクリスマスは、贈り方にもひと工夫
プレゼントにひと言メッセージを添えるだけでも、贈る楽しみが少し広がります。
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また、今年のプレゼント選びで迷っている方には、子どもの「欲しい」と保護者の希望を整理する記事もおすすめです。
▶ 小学生のクリスマスプレゼント、どう選ぶ?


